【外壁塗装】住宅塗装が剥がれる原因は?対処法・予防法を解説

神奈川県横浜市、他 神奈川地域で外壁塗装をご検討中でしたら是非ご相談下さい!

生活協同組合 かながわ住宅コープのコラム担当が外壁塗装や屋根塗装をご検討される方のお役に立つ記事を発信しています。
本日の記事は経年と共に起き始める外壁・屋根塗装の剥がれに関する話題となります。

【記事のアップデート日】2024年3月27日18時

ふとご自宅の外壁などを見た際、塗装部分がパリパリと剥がれていたり、剥がれかかっている箇所を
見つけるかもしれません。

またパリパリ剥がれている箇所を見つけた場合に、どういった対処を行うと良いのか?
どのような原因で、そういった状態になってしまうのかについて気になる方も多いかと思います。

こちらの記事では、住宅の外壁塗装や屋根の塗装が剥がれてしまう原因は何か、そして
見つけた場合の効果的な対処法や剥がれないようにするために必要な予防法を解説します。

一戸建て住宅を所有している方や塗装が剥がれている部分を見つけた方は、ぜひ最後までご覧ください。

屋根・外壁塗装がパリパリと剥がれる原因とは?

ここでは、屋根や外壁塗装がパリパリと剥がれてしまう原因を以下の4つに分けてご紹介します。

  • 塗装素材の寿命や経年劣化
  • 外壁塗装時(屋根塗装)の下地処理が不十分
  • 気候や材質などに合わない特性を持つ塗料の使用
  • 下塗りや中塗りの乾燥不良

続けて、それぞれの項目について詳しく解説をしていきます。

塗装素材の寿命や経年劣化

1つ目の原因は、塗装素材の寿命や経年劣化による要因です。屋根や外壁塗装の寿命は、8〜10年程度となっています。
10年ほど経過すると、手に粉がつく「チョーキング」と呼ばれる劣化症状が現れたり、塗装がパリパリと剥がれたりします。

経年劣化の主な原因は太陽光や雨水です。そのため、屋根・外壁塗装の劣化はどうしても避けることができません。
しかし、定期的なメンテナンスや使用する外壁塗料、自宅がある地域の気候等によって、劣化の速度に差が生じてきます。

日当たりがよい、あるいは雨が多い地域では、10年未満で塗装が剥がれてしまう可能性があります。
反対に、劣化しにくい条件が整えば10年以上持つかもしれません。

また、屋根と外壁では使用される塗装素材が異なるため、その寿命もそれぞれ異なります。
「まだ10年経っていないから大丈夫だろう…」と考えるのではなく、外壁塗装がパリパリと剥がれていないか?
劣化症状が出ていないか?など、状態を定期的に確認することが大切です。

外壁塗装時(屋根塗装)の下地処理が不十分

塗装が剥がれてしまう2つ目の原因は、塗装時の下地処理が不十分であるケースです。
屋根や外壁塗装を行う場合、隙間なくしっかりと付着させるために「下地処理」が必要不可欠となります。

住宅の塗装を行う前には、必ず高圧洗浄機などを使用し、現在付着している塵やホコリなどのゴミを綺麗に洗浄します。

こちらの洗浄が不十分だった場合、下地と下塗りがしっかりと密着しません。
その結果として、ゴミが付着していた部分から外壁や屋根の塗装が浮いて、パリパリと剥がれやすくなります。

極端に安い業者へ依頼した場合は、手抜き工事で綺麗に洗浄をできていない可能性があります。
安すぎる業者は避けて選ぶのが無難といえます。

また、外壁塗装時などの作業に立ち会うのも有効な方法です。
ご依頼主様が見ていない時に比べて、丁寧に洗浄や下地処理を行う可能性があります。

もしこういった立ち会いが難しい場合は、外壁や屋根の洗浄前と後の写真撮影及び提出をお願いしてもよいでしょう。
立ち合いや写真撮影を渋る業者だった時には依頼を考え直した方がよいかもしれません。

気候や材質などに合わない特性を持つ塗料の使用

3つ目の原因として、気候や材質などに合わない特性を持つ外壁塗料等の使用が考えられます。
「住宅用塗料」と一言でいっても、価格・特性・耐久性・成分などによって違いがあります。
主な外壁塗装時 等の塗料は以下の6種類です。

  • 最も価格が安いアクリル塗料
  • 価格と機能のバランスがよいウレタン塗料
  • 現在最も一般的に外壁塗装時 使用されているシリコン塗料
  • シリコン塗料よりも耐久性が高いラジカル塗料
  • 耐久性があり、ビルやマンションの外壁塗装時に使用の多いフッ素塗料
  • 耐久性が高いが、最も価格が高い無機塗料

塗料にこれだけ種類がある理由は、塗布する住宅がある地域の気候や、材質に合ったものを選択するためです。
例えば、乾燥に強く・湿気に弱い塗料を降水量の多い地域にある住宅に使用すると、塗料の劣化が早まりパリパリと剥がれる原因の1つになります。
それぞれの塗料の特性などはのちほど詳しく紹介しますので、参考にしてください。

また、最近の新築住宅には「サイディング」と呼ばれる外壁材が使用されています。
サイディングとは、建物の外壁に貼り付ける仕上げ用の板材です。
工期の短縮や費用を削減しつつ、安定した品質で使いやすいのが特徴です。

サイディングを使用した外壁には外壁塗装は不要といわれる場合もあるかもしれません。
しかし、劣化を抑えるために有効な手段であるため、外壁塗装の専門業者へ相談して塗装するかを決めましょう。

下塗りや中塗りの乾燥不良

4つ目の原因は、下塗りや中塗りの乾燥不足です。
住宅での外壁塗装は多くの場合、下塗り・中塗り・上塗りの3回行います。

下塗りが十分に乾いていない状態で中塗り等をしてしまうと、乾燥中に揮発するはずの水分が塗料の間に閉じ込められます。
この水分が、塗装が剥がれる原因の1つです。太陽光などに温められて蒸発をすると、その部分が浮いて剥がれやすくなります。

また乾燥時間は一定ではなく、使用する塗料の種類や住宅がある地域の気候などによっても変動します。

外壁塗装や屋根塗装を依頼する場合は、気候を熟知している地元の専門業者だと安心でしょう。
適切に重ね塗りを行えば、経年劣化しにくくなり塗装が長持ちをします。

外壁塗装 等がパリパリ剥がれるなら放置は禁物!

住宅の塗装が剥がれてきた場合、小さな剥がれだったとしてもすぐに広がるため、決して放置してはいけません。

また、見た目が悪い以上に、さまざまな悪影響が住宅内部や全体へと出てくる可能性があります。
例えば、以下のような悪影響が考えられます。

  • 雨漏りの原因になる
  • 外壁の剥がれから内部浸水して住宅耐性が悪くなる
  • カビや害虫の発生原因になる
  • 湿気が原因で結露が発生をする

これらの例は、外壁等の塗装がパリパリと剥がれてすぐに現れるものではありません。
住宅は木材やコンクリートなどで作られているため、塗装が剥がれても少し濡れる程度なら問題はありません。

しかし、外壁塗装等の剥がれを放置していると雨水などが内部構造へと侵入し、その後 何度も濡れたり、
長期間湿気を帯びた状態になったりすると様々な悪影響が出ます。

結露に関しては塗装とは無関係な場合も多いですが、今まで結露しなかったのに急に見かけた場合は、
塗装の剥がれが疑われます。異常がないか、屋根そして外壁を見てみましょう。

屋根・外壁塗装がパリパリと剥がれる場合の対処法

塗装が剥がれている様子を見つけた場合の効果的な対処法は大きく下記2つの対応あります。

  • 専門業者へ外壁塗装等を依頼する
  • ご自身でDIYをする

それぞれ注意すべきポイントなどもあるので、併せてご紹介していきます。参考にし、早めの対処をしましょう。

専門業者へ外壁塗装を依頼する

屋根・外壁塗装がパリパリと剥がれていた場合、最もよい対処法は「専門業者へ塗装を依頼すること」です。
優良業者への依頼は少し費用が高くなる可能性はありますが、塗装が長持ちして、剥がれにくくなるでしょう。

住宅の塗装を行ってくれる外壁塗装 専門業者は多数あり、中には下地処理をしっかりとしてくれない、
乾燥不良のまま作業を続ける 等の悪質な業者も存在します。
施工依頼をする際には、優良業者を見抜く必要があります。以下のポイントに沿って見極めましょう。

  • 見積価格が安すぎず高すぎず適正価格である
  • 見積書が詳細で内容が分かりやすい
  • 何か質問等をした時、分かりやすい適切な説明をしてくれる
  • 近隣での外壁塗装の施工実績が豊富
  • 一級塗装技能士の資格保有者が在籍している
  • 都道府県知事許可書を所有している
  • アフターフォローや施工保証内容が充実している

一級塗装技能士や都道府県知事許可書を持っていないからといって必ず悪質業者だとは限りません。
しかし、上記資格を持っていれば厳しい試験や審査を通過した証拠になるため、優良外壁塗装業者である可能性が高いです。

また、専門業者へと依頼をした場合の相場価格と施工期間は以下のとおりです。

相場価格 施工期間
屋根塗装 40万円~ 11日程度
天候によっては2週間程度かかる場合も
外壁塗装 80万円~ 7~10日程度
雨が降りやすく湿気の多い季節は1ヶ月以上
かかる場合も

相場価格は、住宅の大きさや使用する外壁・屋根塗料によっても変動をします。

DIYで自分で対処をする

最近は外壁塗装の専門業者が使用するような塗料を一般販売しているため、DIYで対処することも可能です。
費用も専門業者へ依頼するよりは安価に抑えられる点で、DIYを選ばれる方もいます。

しかし、プロが使うような塗料を使用しても、素人では技術不足・知識不足で上手く仕上がらないケースが多いです。
また、屋根や外壁塗装は高所での作業になり、落下の危険性もあるため、DIYはあくまでも応急処置として行うようにしましょう。

塗装の剥がれがひどく、専門業者が自宅へ来てくれるまでに時間がかかりそうな場合に、DIYで一時しのぎをするのがお勧めです。

屋根・外壁塗装がパリパリと剥がれる前にすべき2つの対策

屋根・外壁塗装が経年劣化や寿命を迎え、パリパリと剥がれてしまうことは避けられません。
しかし、経年劣化を遅らせて寿命を延ばすことは可能です。

屋根・外壁塗装が剥がれてしまう前にすべきことは以下の2つとなります。

  • 定期的な外壁/屋根へのメンテナンスを行う
  • 適切な塗料成分の選択と施工方法

それでは、それぞれの内容に関して詳しく見ていきましょう。

定期的に外壁/屋根のメンテナンスを行う

屋根・外壁塗装は常に紫外線や雨風などにさらされるため、経年劣化は避けられません。
だからこそ、定期的なメンテナンスが重要です。

定期的なメンテナンスでは、目視できない部分の塗装の剥がれやひび割れなどの初期の兆候を発見してもらえます。
早期発見をして対処しておくと、塗料の寿命を延ばすだけではなく、その後の修繕費を抑えることにもつながります。
外壁や屋根の定期メンテナンスを行う間隔としては、1年に1回程度がお勧めです。

また、定期メンテナンスの際に、可能であれば屋根や外壁の清掃もお願いしておきましょう。
汚れは住宅の見た目を悪くするだけではなく、塗膜の劣化にもつながります。
手が届く範囲はできるだけ小まめに自分で掃除を行い、手が届きにくい高所は専門業者へ頼むようにするとよいでしょう。

リフォーム時に適切な塗料・施工方法を選ぶ

住宅の塗装がパリパリと剥がれにくいかどうかは、適切な塗料や施工方法を選べるかに大きく影響されます
屋根塗装・外壁塗装時によく使用される塗料の種類と特性は以下のとおりです。

塗料の種類 耐用年数 特性
アクリル塗料 3~6年
  • 最も価格が安い
  • 発色がよいので期間限定の建物などに使用される
  • 熱や紫外線に弱く、耐用年数が短い
  • 現在はあまり使われていない
ウレタン塗料 7~10年
  • 価格と機能のバランスがよい
  • 塗る場所を選ばない万能塗料
  • 耐久性が低い
  • シリコン塗料との価格差が小さくなり、選ばれにくくなった
シリコン塗料 8~12年
  • 外壁塗装時に現在最も一般的に使用されている塗料
  • 汚れにくい
  • 製品バリエーションが豊富で選択肢が多い
  • 硬くなりやすいので、ひび割れの可能性が高い
ラジカル塗料 13~16年
  • 2010年以降競争が激化している新ジャンル
  • 塗料を劣化させる要因となるラジカルの発生を抑える
  • シリコン塗料より価格が高いが、性能も高い
  • チョーキングなどを起こしにくい
  • 登場してから年数が経っていないため施工実績が少ない
フッ素塗料 15~20年
  • 頻繁な塗り替えが難しいビルやマンションに使用される場合が多い
  • 耐久性・美観性が高い
  • 価格が高い
無機塗料 20年以上
  • とにかく耐久性が高い
  • カビが発生しにくい
  • 耐用年数が長すぎるあまりほかのメンテナンスサイクルと合わない
  • 最も価格が高い

適切な外壁塗料/屋根塗料の選択は素人では難しいです。
そのため、信用できる専門の優良業者を選定し、じっくりと相談の上で行いましょう。

今回の記事のまとめ

この記事では、住宅の外壁塗装や屋根塗装がパリパリと剥がれてしまう原因は何か?と、
剥がれた箇所を見つけた場合に有効な対処法、剥がれないようにする予防法を解説しました。

塗装が剥がれてしまう原因としては、塗装素材の寿命や経年劣化・塗装時の下処理が不十分などのケースが考えられます。

そして、塗装が剥がれたまま放置すると、雨漏りの原因になるため、早めの対処をするのがおすすめです。

生活協同組合 かながわ住宅コープでは、屋根や外壁塗装に関する相談を無料で受け付けています。
屋根・外壁塗装のことで気になる点があれば、お気軽にご相談ください。
また屋根・外壁以外の住宅リフォームやシロアリ予防などの対応も可能です。

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