【外壁塗装と共に注意!】壁のヒビの危険度と対処法を解説

神奈川県横浜市で外壁塗装なら、かながわ住宅コープへお気軽にご相談下さい。
本日も生活協同組合 かながわ住宅コープコラム担当が皆様に役立つ情報をお届けします。

今回は長期的に外壁塗装を行っておらず、塗膜の劣化と共に気になる外壁のひび割れに関する
話題となります。放置は厳禁のため、早めの補修をお勧めします。

【記事の更新日】2024年3月19日17時

 

外壁・壁のヒビに悩まされており、その具体的な対処法を知りたい方の中には
「そもそも、ヒビの度合いによって それに対する対処法自体が異なるのでは?」
と気になっている方もいらっしゃいます。

これに関する結論からお伝えをすると、“壁のヒビは危険度別”に対処法は大きく異なります。
今回のコラム記事では、壁のヒビの危険度別対処法とお勧めの外壁補修業者についてをご紹介します。
壁のヒビでお悩みの方に役立つ内容を掲載していますので、ぜひ今後の参考にしてください。

壁のヒビの危険度はサイズや形状別に分かれる

外壁ヒビの危険度は、大きく以下の3つに分かれます。

  • 構造クラック|危険度大
  • 縁切りクラック|危険度中
  • ヘアークラック|危険度小

続けて、3つの項目を順番に詳しく解説したいと思います。
本記事の内容を元にご自宅の危険度を確かめ、度合いによって対処法を変えましょう。

【最も注意!】構造クラック|危険度大

構造クラックは、建物の構造自体にに影響を及ぼす危険性のあるヒビ割れです。
幅が0.3mm以上のヒビ割れは、構造クラックである可能性があります。
建物の地盤や構造内部に歪みが生じることで、起こります。

特に重要な柱や壁に亀裂が入っている場合は危険度が非常に高いです。
構造クラックが生じた場合は、速やかに補修しましょう。

放置すると住宅基礎の強度が低下し、地震によって倒壊してしまう可能性があります。

自分で上から塗装し直すだけでは補修できないので、早急に外壁専門業者に点検・補修を依頼しましょう。

縁切りクラック|危険度中

縁切りクラックは、外壁塗装の境目に発生するヒビ割れです。
新しく塗られた塗料と既に塗装されている塗料との間で、乾燥による収縮に差が生まれ、つなぎ目にヒビ割れが発生します。

構造クラックよりは危険度は低いですが、0.3mm以上の幅になっている場合、やはり早めの対処/外壁補修が必要となります。
まずは、外壁専門業者に現地調査依頼の上、まず点検してもらうのが良いと考えます。

縁切りクラックは発生してから気づかずに放置されている場合が多いので、
雨水が建物の内部へと入り込んでしまうといったトラブルも実は起こりえます。

ヘアークラック|危険度小

ヘアークラックは、その名のとおり髪の毛のような細いヒビ割れです。
サイズは幅0.3mm以下・深さ4mm以下で、浅いヒビであるため危険度は低いです。

細かなヒビ割れのため、外壁塗装を重ねれば綺麗な状態にできるでしょう。
ヘアークラックの段階で適切な対策を行えば、住宅の構造へ与える影響を最小限にできます。

早期の補修工事は必須ではありませんが、
適切な外壁塗装を依頼し、定期的に専門業者に点検してもらうのが良いでしょう。

壁のヒビを発見したあとにすべき行動

外壁のヒビを発見した後にすべき行動を3つご紹介します。

  • 壁のヒビがある箇所・サイズをまずは確認する
  • 外壁塗装業者へ現地調査を依頼、点検/見積りをしてもらう
  • 壁のヒビはDIYで対処しないこと

外壁のヒビを発見し「どうすれば良いのか、分からない…」といった方は、ぜひ今後の参考にしてください。
解説を読んで、落ち着いて行動することが大切です。

外壁のヒビがある箇所・サイズを確認する

まず、ヒビがある箇所がどのくらいあるか?を確認してください。

コピー用紙の厚さは0.1mm前後のため、壁のヒビの大きさを測るにはうってつけです。
ヘアークラックを確認するために、用紙を2~4枚重ねてヒビに入るかをそれぞれのパターンで確認しましょう。

コピー用紙を2枚重ねた状態で、外壁のヒビに入らない場合はヘアークラックと考えられます。
3~4枚重ねても入る場合は、縁切りクラックの可能性が高いと言えます。

目視で1mmほどありそうなヒビが外壁に入っている場合は、構造クラックを疑いましょう。
内部構造の問題があり、外部に現れているケースが多いです。

縁切りクラックは、外壁塗装のつなぎ目に生じるヒビの可能性が高いため、構造クラックよりは深刻ではありません。

外壁塗装業者に点検/見積りをしてもらう

幅0.3mm未満のヘアークラックは、ヒビが進行しないか?を定期的に観察しましょう。
広範囲に発生をしていなければ、外壁塗装の施工により補修することができます。

ヘアークラック以外は、専門の外壁塗装に点検してもらうのが無難です。
外壁ヒビの判断に困った時には、点検・適切に補修してもらうため、必ずプロの業者へ依頼をしましょう。

外壁のヒビはDIYで対処しない

外壁ヒビをDIYで補修するのはあまりお勧めしません。理由は以下のとおりです。

  • 技術力/専門知識不足で、適切な補修ができない
  • 事故や怪我につながる危険性がある
  • 外壁塗装業者と違い、アフターフォローを受けられない

素人が綺麗に塗装・補修するのは難しいです。

壁の補修部分にムラができたり、表面だけの補修で正しくケアできていなかったりする可能性があります。

また、思わぬ事故や怪我を引き起こす場合があるため、注意が必要です。
アフターケアもないため、すぐにまた外壁のヒビになるかもしれません。

専門業者へ現地調査を依頼の上 点検、壁のヒビの危険度を正しく判断してもらいましょう。
そして適切な補修を行うことで、もとの綺麗な外観に仕上がります。
美観を良くすると共に、建物の保護する役割もあるので、早め目 早め目の対応をお勧めします。

外壁ヒビの危険度と生じる原因について

外壁のヒビの危険度と生じる原因は、主に以下の3つ挙がります。

  • 経年劣化や膨張と収縮要因
  • 近くの電車/トラック等、地震の振動要因
  • 外壁塗装の施工不良要因

どういった建物も経年劣化や収縮は避けられませんが、ヒビが生じる原因を知っておくことにより事前に対策を行うことが可能となります。

症状が随分と進行してからでは、大掛かりな外壁修繕が必要になるため、
その後の大きな事故になる前に外壁のヒビとなる原因を突き止めておきましょう。

経年劣化や膨張と収縮要因

日々の紫外線の影響よる経年劣化や、雨が降った後 水分が蒸発する時に起きる乾燥収縮により、壁にヒビが発生をします。
そして外壁に生じるヒビ割れは、素材によって発生原因に違いがあります。

外壁の種類 ヒビの発生原因
窯業系サイディング 経年劣化によって素材自体が欠けたり反ったりする。
悪化をするとヒビの要因になる。
モルタル 乾燥収縮を繰り返すことでヒビになる。
特に寒暖差が大きいと割れやすくなる。
タイル 下地のモルタルやコンクリート部分が膨張・収縮を繰り返す。それが悪化するとヒビになる。
コンクリート 水分の蒸発による乾燥収縮でヒビが発生する。 施工時の打ち重ねた時間が不適切な場合もヒビ割れの原因になりうる。
注:打ち重ね時間とは、二層以上のコンクリートを打ち込む(流し込む)際に、上下の層が一体となるために守らなければならない時間のことを言う。

日本の住宅でよく使用されている素材についてまとめたので、今後の参考にしてください。
「万能な素材は無い」と考え、外壁ヒビの発生原因をあらかじめ知っておくことが非常に大切です。

近くの電車・トラック、地震の振動要因

建物近隣を入る電車やトラックなどの振動は、壁がヒビ割れる原因の1つです。
線路沿いや幹線道路沿いの住宅は、それに該当しない場所に建っている住宅と比べ
縁切りクラック・構造クラックになるリスクが高くなります。

道路沿いや幹線道路沿いの住宅は、度重なる振動による影響を非常に受けやすいです。
あらかじめ、これらを適切に把握していれば、点検する頻度を上げたり、
補修するスパンを短くしたりする等の対策ができるので有効です。

また、当然ですが地震の振動も壁にダメージが残ります。
地震が起きた後は収まったのを確認の上、何か問題はないか?外壁の状態をできるだけ確認しましょう。
こちらは意外と見落としがちなチェックのため、今後は実施されることをお勧めします。

外壁塗装の施工不良要因

外壁塗装の施工不良も外壁のヒビになる原因の1つです。
塗料の選択・工程の誤りなどがヒビ割れにつながる可能性があります。

外壁材や外壁塗装で使用する染料には耐用年数があり、
塗り直しをしなくても約10年は安全に住める場合が多いです。

しかし、外壁施工時の不良があると数年で壁にヒビが発生する可能性があります。
外壁塗装の工程内で起こった不備や、下地のコンクリート・モルタルを
正しく扱えていないと危険度の高い縁切りクラック、構造クラックへとつながります。

外壁のヒビを放置する危険度(リスク)は4つ

外壁ヒビを放置した場合、以下4つのリスクが生じます。

  • 外壁にカビが繁殖しやすくなる
  • ヒビが要因で雨漏りしやすくなる
  • シロアリが発生をしやすくなる
  • 住宅の外観や耐久性を損ねる

壁のヒビを見つけたら、リスクを正しく知り、早めに外壁専門業者へ点検を依頼するのが良いでしょう。
具体的に放置するリスクについてを順番にご説明します。

「外壁のヒビ割れが小さいから」といって長く放置してしまうと、
縁切りクラックや構造クラックなどの危険度の高いヒビになります。
ヒビから雨水が建物内部へと侵入し、住宅自体の寿命を短くしてしまうリスクがあるので要注意です。

外壁にカビが繁殖しやすくなる

壁のヒビを放置すると、湿気が外壁内部に閉じ込められ、通気性が悪くなり、それがカビの繁殖リスクを高めます。

梅雨の時期などは要注意です。ヒビに汚れが溜まりやすくなり、その汚れがカビのエサとなってしまいます。

カビは人間の体に悪影響をもたらすリスクがあります。
吸い込むとアレルギー・感染症などになるので、十分注意しましょう。

ヒビから雨漏りをしやすくなる

壁のヒビから内部に雨水が入る可能性が大きく高まります。
内部の構造部分に水が入ると、住宅自体が劣化しやすくなるので注意です。

ヒビが1箇所でもあると、住宅全体に影響するかもしれません。
雨漏りが発生すると、補修工事は外壁塗装に加えて内側補修も必要となります。

そのまま放置をして悪化すると、その後の修繕費用も高額になってしまうので、できるだけ早期に対処しなければなりません。

シロアリが発生しやすくなる

壁にできたヒビが0.6mm以上になると、シロアリの侵入経路になります。
特に、暗くて湿度が高く暖かい場所は、シロアリが発生しやすいです。シロアリが好む環境です。

シロアリは雨水で腐食した木材を好んで食べるため、雨漏りと重なると最悪の事態になります。
住宅基礎部分を食べられてしまい、家が内部からボロボロになる危険性があります。

シロアリ被害の不安を感じたら、ヒビの点検と同時にシロアリの予防・駆除についても相談しましょう。
神奈川の生活協同組合かながわ住宅コープでは、シロアリ予防・駆除についてもご相談を承っています。
外壁と共にお気軽にご相談下さい。専門家が適切に現地調査の上 今後必要な施工をお伝えします。

住宅の外観や耐久性を損ねる

外壁に生じたヒビ割れを放置していると、住宅の外観が損なわれます。
また定期メンテナンスをしないと、徐々にヒビの範囲が広がっていき、建物自体の耐久性も失われるかもしれません。

雨風や地面からの揺れに耐えられなくなり、建物が傾いたり崩れたりしてしまう可能性もあるでしょう。

ヒビ割れは早急に対処すれば費用が大幅に抑えられますが、放置して悪化してしまうとやはり高額になります。
その後の施工費用面の負担を軽減するためにも、早めに対応することが大切です。

壁のヒビの危険度点検・外壁塗装の優良業者の見分け方

以下では、壁の危険度点検・外壁塗装の優良業者の見分け方について詳しくご説明します。

一般的な外壁塗装のタイミングは10年前後のため、10年経過する前に業者の目星をつけておきたいものです。
しかし、優良施工業者の見分けが難しいと悩む方も多いでしょう。

重要な優良外壁施工業者の特徴として、以下3つが挙がります。

  • 施工後のアフターフォローに力を入れている
  • 外壁塗装・補修に関する豊富な実績と経験がある
  • 質問内容に対して、丁寧に答えてくれる

外壁の危険度点検・外壁塗装の優良業者の見分け方を詳しく説明します。

アフターフォローに力を入れている

優良施工業者はアフターフォローが充実している傾向にあります。

ヒビの修繕や外壁塗装工事後、数年単位で定期点検をするように案内してくれるか?について確認しましょう。
アフターフォローが無い施工業者は、手抜き作業をして終わらせてしまう可能性が少なからずあります。

ただし、地元密着型の小さな施工業者は、アフターフォローをしない代わりに施工費を安くしているケースもあります。
地元密着型の外壁塗装業者は、信頼と実績があるかを確認の上、慎重に選びましょう。

外壁塗装・補修の豊富な実績と経験がある

優良と認められる外壁塗装業者は、実績が豊富であることも特徴です。
外壁塗装は機械化できず、すべて職人による手作業となります。

そのため、外壁施工の経験と実績の豊富さは、塗装の仕上がりに大きく影響します。
Webサイト上で、しっかりと会社の情報を公開している施工業者から選ぶのがお勧めです。

一つ一つの質問内容に対し、丁寧に答えてくれる

見積りを出す際、外壁塗装業者へ質問してみるのがお勧めです。
専門知識が無いと、どうしても業者の言うことを鵜呑みにしがちですが、疑問点は契約前にしっかりと解消しましょう。

優良施工業者であれば、細かい質問にも一つ一つ丁寧に答えてくれる場合が多い傾向にあります。
工事前/契約前に疑問や不安を解消するよう、努めてくれます。

質問時にぞんざいな態度をとられた場合は、本当に外壁ヒビの修繕・外壁塗装を任せても良いのか?をもう一度考え直しましょう。
丁寧な対応をしてくれる専門業者を選ぶと、後悔をせずに施工できます。

外壁のヒビトラブルのまとめ

壁のヒビはサイズや形状で危険度が違うので、度合いによって対処法を変えることが大切と書きました。

外壁のヒビが生じる理由は複数ありますが、ヒビが生じる原因を知っておくことによって、事前に対策をすることができます。

住宅に影響がまだ無い内に壁のヒビの状態確認や、その原因を突き止めましょう。
外壁ヒビの危険度について不安な点があれば、神奈川の生活協同組合かながわ住宅コープへ是非ご相談ください。
お気軽にお問い合わせいただけます。

かながわ住宅コープでは無料で外壁塗装から外壁のヒビに関するご相談を受け付けています。
外壁のことで気になる内容があれば、一度ご相談くださいませ。
塗装以外に住宅リフォームやシロアリ対策にも対応。

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