外壁の色選びは、失敗への不安がつきものです。頻繁に塗り替えられるものではないため、一度決めると10年以上はその色と付き合うことになるからです。
そんな中、飽きが来ず、かつ洗練された印象を与え続けられる「賢い選択」として注目されているのが「ブラウン(茶色)」です。重厚感から温かみまで自在に演出できるブラウンの魅力と、失敗しない色選びのポイントを、かながわ住宅コープが詳しく解説します。
- 目次
- はじめに|外壁の色選びにはコツがある
- おしゃれなブラウンの外壁!茶色系の外壁が人気な理由とは?
- 理由1.圧倒的な「おしゃれ感」
- 理由2.自然を感じる「ウッディ」な安らぎ
- 理由3.あらゆる景観に馴染む「アースカラー」
- 理由4.砂埃やカビなどの「汚れが目立たない」
- ブラウンの外壁の注意点やデメリット
- ①濃く暗い色は熱を吸収しやすい
- ②白っぽいチョーキングが目立ちやすい
- 色バリエーションが豊富!ブラウン系の外壁の種類比較
- ダークブラウン(こげ茶色系)
- ライトブラウン(黄土色系)
- レンガ色、テラコッタ(赤茶色系)
- モカブラウン、ココア
- グレージュ
- チャコールブラウン
- 【ツートンカラーの外壁塗装】おすすめのブラウンツートンを紹介
- 「ブラウン×グレー」メリハリ抜群!モダンなツートンカラー
- 「ブラウン×べージュ」超王道!ベーシックなツートンカラー
- 「ブラウン×ブラック系」重厚感MAX!大人のツートンカラー
- その他:どの色と組み合わせてもうるさくない
- ブラウンの外壁をよりおしゃれに際立たせるコツ!
- 外壁の材質の違いに注目!
- 屋根の色と合わせ「トータルコーディネート」
- 庭木・ガーデニングで安らぎ度アップ
- 外壁の色は自由に選べない!?横浜市景観条例について
- かながわ住宅コープの施工事例
- 横浜市の戸建て住宅の外壁塗装事例
- かながわ住宅コープで色のご相談にも対応します
- まとめ:汚れにくく上品な外壁!温もりある万能色ブラウン
はじめに|外壁の色選びにはコツがある

無数の色見本からベストな一色を選ぶコツは、具体的な色を決める前に「理想の家のイメージ」を持つことです。「明るい家」「落ち着いた家」など、新しい家でどう暮らしたいか想像してみてください。
そんな多様な理想の受け皿となり、あらゆる要望に柔軟に応えてくれる懐の深い色が「ブラウン」です。モダンさから安らぎまで、ブラウンならあなたの理想をきっと叶えてくれるはずです。
おしゃれなブラウンの外壁!茶色系の外壁が人気な理由とは?

外壁塗装でブラウンが多くの人に選ばれているのには、明確な理由があります。単なる「無難な色」という枠を超えた、ブラウンならではの4つのメリットをご紹介します
理由1.圧倒的な「おしゃれ感」
ブラウンの外壁はスタンダードな選択でありながら、洗練されたおしゃれなイメージを与えます。それは、日本の伝統的な木造建築を思わせる落ち着きを持ち合わせているからです。
また、ブラウンと一口に言ってもその幅は広く、選び方次第でさまざまな表情を見せてくれます。濃いブラウンでシックなヨーロッパ風に仕上げることも、赤みのあるブラウンで温かみのあるアメリカンカントリー風にすることも可能です。このように、和洋問わずどんなスタイルにも柔軟に対応できる「器用さ」こそが、おしゃれな外壁として支持される大きな理由です。
理由2.自然を感じる「ウッディ」な安らぎ
ブラウンは、木材の温もりや香りを連想させる色です。視覚的に「ウッディ」な印象を与えることで、住む人はもちろん、道行く人にも無意識のうちに安らぎや安心感を与えます。
住まいに何よりも安心感を求める方にはブラウンが特におすすめです。
理由3.あらゆる景観に馴染む「アースカラー」
ブラウンは、木の幹や土など、自然界に当たり前に存在する「アースカラー」の代表格です。そのため、周囲の環境を選ばず、どんな場所でも美しく調和します。
緑豊かな郊外の住宅地はもちろん、建物が密集する市街地であっても、ブラウンの外壁が悪目立ちすることはありません。周囲から浮いてしまうリスクが極めて低く、街並みに溶け込みながらも個性を発揮できる、非常に協調性の高い色と言えます。
理由4.砂埃やカビなどの「汚れが目立たない」
デザイン性だけでなく、機能面でもブラウンは優秀です。
外壁の美観を損なう主な原因は、風で運ばれてくる土や砂埃、湿気によるカビや苔(コケ)などです。
これらをよく見ると、砂埃は「黄色や茶色」、カビや苔は「緑や黒」に近い色をしています。ブラウンはこれらの汚れと色相(色の性質)が近いため、汚れが付着しても背景に同化して目立ちにくいのです。
「きれいな状態を長く保ちたい」「頻繁な掃除は難しい」という方にとって、メンテナンスの負担が軽くなる点は大きなメリットです。
ブラウンの外壁の注意点やデメリット

メリットの多いブラウンですが、色選びや塗料の選択を誤ると、思わぬデメリットを感じてしまうこともあります。事前に注意点を知り、対策を講じておくことが成功への鍵です。
①濃く暗い色は熱を吸収しやすい
一般的に、色は黒に近づくほど日射反射率が下がり、太陽の熱を吸収しやすくなります。そのため、ダークブラウンやこげ茶などの濃い色を外壁全面に使用すると、夏場に外壁の表面温度が上がり、室内が暑くなりやすいというリスクがあります。
しかし、ブラウンは非常に人気のある色であるため、塗料メーカー各社から豊富な種類の「遮熱塗料」が販売されています。遮熱効果のある塗料を選べば、濃いブラウンの美しさを保ちつつ、室温の上昇を抑えることが可能です。色を決める際は、ぜひ機能性塗料のカタログもチェックしてみてください。
②白っぽいチョーキングが目立ちやすい
外壁は紫外線や雨風にさらされ続けると、経年劣化により塗料の成分が分解され、表面に白い粉が浮き出てきます。これを「チョーキング現象」と呼びます。淡い色の外壁では目立ちにくいのですが、濃いブラウンの外壁に白い粉がつくと、どうしても白っぽさが際立ってしまいます。
対策としては、シリコンやフッ素、無機塗料など、耐候性(耐久性)の高いグレードの塗料を選ぶことが有効です。
また、定期的に高圧洗浄や塗り直しを行うことで、外壁そのものや塗膜の保護機能が維持され、結果として家を長持ちさせることにつながります。
色バリエーションが豊富!ブラウン系の外壁の種類比較
一口に「ブラウン」と言っても、そのバリエーションは非常に豊かです。色の濃淡や赤みの有無によって、家に与える印象はガラリと変わります。ここでは代表的な5つのブラウン系カラーをご紹介します。
理想のイメージに近いのはどれか、想像しながらご覧ください。
ダークブラウン(こげ茶色系)

「ビターチョコレート」や「高級木材のウォールナット」を思わせる、深みのある濃い茶色です。 外壁全体に使うと、邸宅のような重厚感と高級感が漂います。都会的でモダンなスタイルとも相性が良く、「おしゃれなブラウンの外壁」といえばまず候補に挙がる人気色です。全体を引き締めたい場合や、落ち着いた大人の雰囲気を演出したい方に最適です。
ライトブラウン(黄土色系)

「キャラメル」や「ビスケット」のような、黄色みがかった明るい茶色です。 ブラウン特有の重さを感じさせず、明るく元気で開放的な印象を与えます。カントリー調のデザインによく合い、親しみやすさは抜群です。メインカラーとして使うのはもちろん、ベランダなどの部分的な「差し色」として取り入れても、外観の良いアクセントになります。
レンガ色、テラコッタ(赤茶色系)

「テラコッタ(素焼きの陶器)」や「赤土」のような、赤みの強い情熱的な茶色です。 南欧風の住宅や、洋風の可愛らしいデザインにマッチします。温かみがありながらも華やかさがあり、個性を出したい方におすすめです。色の彩度(鮮やかさ)を上げると、アメリカンでポップな雰囲気に仕上げることもできます。
モカブラウン、ココア

「カフェオレ」のようにミルクが混ざったような、まろやかで優しい茶色です。 ベージュよりも少し濃く、ダークブラウンよりも明るいこの絶妙な中間色は、柔らかさと温かみを感じさせます。主張しすぎないため、どんな街並みにも自然に溶け込み、万人受けする「王道カラー」と言えるでしょう。失敗が少なく、最も選びやすい色の一つです。
グレージュ

グレー(灰色)とベージュ(薄茶色)を掛け合わせた、「石畳」や「ドライフラワー」のようなくすみ感のあるニュアンスカラーです。 近年、インテリアやファッションでも大人気の色で、外壁塗装でも注目度が急上昇しています。
ブラウンの温かみとグレーのスタイリッシュさを兼ね備え、洗練された都会的な印象、今っぽさを演出できます。「茶色だとほっこりしすぎるけれど、グレーだと冷たい」とお悩みの方にイチオシの色です。
チャコールブラウン

「チャコール(木炭)」のような深みのある色味に、ブラウンの温かみをプラスした絶妙なカラーです。シックで落ち着いた雰囲気を持ち、モダンで高級感のある家を演出できると人気の色で、ブラック単体よりも表情が豊かで、住まいに洗練された印象を与えます。
周囲の景観に馴染みやすく、どんな色とも相性が良いのが魅力です。特に明るいホワイトやベージュ、あるいは本物の木目調素材と組み合わせることで、住まいの外観をグッと引き締め、モダンで大人な落ち着きのある雰囲気に仕上げることができます。
【ツートンカラーの外壁塗装】おすすめのブラウンツートンを紹介
単色塗りも素敵ですが、ブラウンは他の色と組み合わせることで、より個性的でおしゃれな外観に仕上がります。ここでは、失敗しない鉄板の「ツートンカラー」の組み合わせをご紹介します。
「ブラウン×グレー」メリハリ抜群!モダンなツートンカラー

甘さを抑えたモダンでシックな配色です。「温かみのあるブラウン」と「無機質なグレー」という対照的な要素を組み合わせることで、互いの良さを引き立て合います。 近年人気が急上昇しているスタイルで都会の爽やかさを演出します。
「茶色を取り入れたいけれど、可愛らしくなりすぎるのは避けたい」という方にぴったりです。
「ブラウン×べージュ」超王道!ベーシックなツートンカラー

同系色(グラデーション)でまとめる、最も失敗が少なく上品な配色です。 色のトーンが近いため、家全体に一体感が生まれ、優しく落ち着いた雰囲気に仕上がります。
さらに一工夫するなら、サッシや帯板(おびいた)などに「白」や「濃い茶色」を差し色として加え、3色使いにすると、よりメリハリが効いたプロっぽい仕上がりになります。
「ブラウン×ブラック系」重厚感MAX!大人のツートンカラー

カッコよさを最優先したい方におすすめの、引き締まった配色です。 全体的に暗めのトーンになるため重厚感は抜群ですが、一歩間違えると重くなりすぎてしまう難しさもあります。
しかし、木目調のブラウンとマットなブラックを合わせるなど、素材感で変化をつければ、暗い印象になりすぎないギリギリを攻めた、アーティスティックでスタイリッシュな外観が完成します。
その他:どの色と組み合わせてもうるさくない
ブラウンは協調性が高いため、基本的にはどの色とも喧嘩しません。特に「ホワイト」との相性は抜群で、清潔感と明るさをプラスできる黄金の組み合わせです。
1階をブラウン、2階をホワイトにして安定感を出したり、ベランダ部分だけ色を変えてアクセントにしたりと、アイデア次第でデザインの可能性は無限大です。
ブラウンの外壁をよりおしゃれに際立たせるコツ!

ブラウンの外壁を理想のイメージ通りに仕上げるには、2つの大きなポイントがあります。 1つ目は「どこの箇所をブラウンにするか」という配色バランスです。家全体を1色で塗るのか、あるいは1階部分やベランダのみにアクセントとして取り入れるのかで、住まいの表情はガラリと変わります。2つ目は「色の明るさ(トーン)」の選択です。明るいブラウンなら優しく開放的な印象に、深いブラウンなら重厚感のある高級感を演出できます。
この「場所」と「明るさ」というベースが決まったら、次はさらに外観の完成度を高めていきましょう。住まいの印象を左右する「屋根との色の相性」や、ブラウンの温かみを引き立てる「庭木やガーデニングとの調和」など、周辺要素を含めたトータルバランスを意識することで、より洗練されたおしゃれな外観が実現します。
外壁の材質の違いに注目!
同じ「ブラウン」でも、塗る壁の材質によってその表情は大きく変わります。 例えば、サイディングボードの凹凸を活かした「レンガ調」や「石積み調」のデザインなら、重厚でクラシカルな雰囲気が生まれます。
一方、横板張りのような「木目調」なら、ログハウスのようなナチュラルな温かみが増します。 単に色を塗るだけでなく、外壁材が持つテクスチャ(質感)との掛け合わせを楽しむのが、ブラウンを使いこなす醍醐味です。
屋根の色と合わせ「トータルコーディネート」
外壁の色だけを見て決めてしまうと、完成後に「屋根の色と合っていない…」と後悔することがあります。家全体を俯瞰し、屋根との「トータルコーディネート」を意識しましょう。 ブラウンの外壁には、同系色の「茶色」や、引き締め効果のある「黒」「グレー」の屋根が非常によく似合います。また、「緑」の屋根を選べば、森の中に佇むようなメルヘンチックな印象になります。
一方で、「鮮やかな青」の屋根とは相性があまり良くありません。外壁塗装のタイミングで屋根も一緒に塗り替えて、全体のバランスを整えるのも賢い選択です。
庭木・ガーデニングで安らぎ度アップ
ブラウンは「アースカラー」ですので、植物の緑との相性が抜群です。 庭木を植えたり、玄関先に寄せ植えのプランターを置いたりして「緑」をプラスすることで、外壁のブラウンと植物がお互いを引き立て合います。
無機質な建物ではなく、敷地全体がひとつの自然な風景として調和し、より安らぎを感じられる住まいへと生まれ変わります。
外壁の色は自由に選べない!?横浜市景観条例について
横浜市で外壁の色を選ぶ際、「好きな色を自由に塗れる」とは限りません。というのも、横浜市には「魅力ある都市景観の創造に関する条例(景観条例)」があり、地域の特性に応じて建物の色彩やデザインに一定のルールが設けられているからです。横浜市の景観条例は、戸建て住宅を含む建築物に適用されます。景観計画区域内や景観地区内など、景観条例が適用される地域で新築、増改築、外観変更などを行う場合は、事前に市の景観行政に届け出が必要となります。異国情緒あふれる街並みや、海・緑に囲まれた自然環境など、横浜ならではの景観を守るために、行政・市民・事業者が協力して、横浜市では調和のとれた街づくりを進めています。横浜市の景観条例について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご参照ください。横浜市景観条例は外壁塗装の色選びに影響する?色選びのおすすめもご紹介
横浜市景観条例は外壁塗装の色選びに影響する?色選びのおすすめもご紹介
かながわ住宅コープの施工事例
ここでは、実際にかながわ住宅コープが施工したブラウン系外壁の事例をご紹介します。
横浜市の戸建て住宅の外壁塗装事例

| 施工年月 | 2025年2月 |
|---|---|
| 工期 | 20日間 |
| 使用塗料 | アートフレッシュ |
| 物件の大きさ | 42坪 2階建て |
| 費用目安 | 160万円税込み |
ポイント:ベースカラーのベージュと共に、木目調の外壁に合ったウッディなブラウンが際立つ塗装を行いました。明るいブラウンを使用することで、住宅に暖かみのある一体感が加わりました。
かながわ住宅コープで色のご相談にも対応します
「景観条例に合う色選びが不安」「プロに相談したい」という方は、神奈川県で唯一の住宅専門生協・かながわ住宅コープへご相談ください。 長年の実績を持つ外壁塗装のプロが、ガイドラインの解釈から色選び・届け出手続きまでトータルでサポートします。お電話・メールフォームにてご相談を受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。
まとめ:汚れにくく上品な外壁!温もりある万能色ブラウン
外壁塗装において、ブラウンは機能性とデザイン性を兼ね備えた非常に優秀な色です。汚れが目立ちにくく、周囲の景観と調和しながら、選び方次第でモダンにも温かな雰囲気にも仕上げることができます。
濃い色の熱吸収といった懸念点も、遮熱塗料を活用することで十分に対策可能です。ぜひ豊富なバリエーションの中から、ご自身の感性に合う「理想のブラウン」を見つけてください。色選びや地域の景観条例への対応で少しでも迷われた際は、かながわ住宅コープが全力でサポートいたします。




















